011.アメリカの農業

アメリカ合衆国は、農業を中心とした設問が多く出題されます。

「適地適作」

アメリカの農業の特徴をあらわす言葉として「適地適作」があります。その地域の自然条件に合った農作物を専門に栽培するやり方です。

  • アメリカでは、日本と比べると大規模な農業がさかんです。
  • 北部平原では「春小麦」の栽培がさかんです。
  • 南部平原では「冬小麦」の栽培がさかんです。
  • アメリカの中西部や、五大湖とアパラチア山脈の周辺では「とうもろこし」の栽培がさかんです。この地域を「コーンベルト」ともいいます。
  • 五大湖の周辺では「酪農」もさかんです。
  • 太平洋岸の地域は、気候がヨーロッパの「地中海」周辺の地域と似ています。オレンジ、オリーブ、ぶどうなどの生産がさかんです。
  • アメリカの南部では、衣料の原料となる「綿花」の栽培がさかんです。
  • 乾燥した気候では、「スプリンクラー」を用いて大規模な農業をおこなっています。ただ、地下水のくみ上げによって、塩害などが発生する場合があります。

アメリカの企業的農業

  • 大型の機械を使って、広い面積を少ない労働力で耕作する大規模な農業が行われています。
  • 農場一つあたりの「農地面積」が広く、「販売額」も多いのが特徴です。

乾燥帯

  • 太平洋側には、ロッキー山脈があるため、アメリカの中央部は降水量が少なく乾燥しています。
  • 「放牧」は、気温の高低に関係なく降水量が少ないこのような地域で行われています。
  • 乾燥地帯では、スプリンクラーを用いて作物を栽培する場合があります。

その他の農業

  • 「酪農」は、気温が低く降水量が多い地域で行われています。

その他

アメリカの貿易

  • 日本や中国との貿易では、輸出額より輸入額が多く、貿易赤字が発生しています。

アメリカの輸送

  • 「鉄道」の占める割合は日本より高く、「水運」の占める割合は日本より低くなっています。

カナダとアメリカの関係

  • カナダで生産された自動車の多くが、アメリカに輸出されています。

アメリカの人口分布

  • 【資料を読み取る問題】年降水量が1000(500)㎜以上で、標高が1500m未満の地域に人口が多く分布しています。

人口移動

  • より「高い所得」を求めて移住した人々がいるため、「ヒスパニック」の割合は増えています。

扇状地