「対立」が生じたときに「合意」をみちびくためには、「効率」と「公正」の二つを考えることが重要です。
並んで待つことの「効率」と「公正」
- レジに並んで待つことを考えます。
- 空いているレジがないため、無駄がなく効率がよいと考えられます。
- 並んだ順番に対応するため、公正であると考えられます。
人数を書かせて待たせることと「効率」
- 前もって客に座りたい席の希望を書かせているので、順番が後ろの客でも、先に、空いているカウンター席に案内することができ、店にとって、席が埋まるという点で効率がよくなります。
医療費の無償化と「公正」
- 高齢者と乳幼児の医療費の無償化を考察します
- 医療を受ける機会が平等に保障されるので、特定の人が不利になることがなく、「公正」であると考えられます。
公共施設の統合と「効率」
- 複数あるデイサービスセンターや保育園の統合を考察します。
- 重複する施設や人員を減らすことができ、市の予算を無駄なく使うことができるため、「効率」的であると考えられます。
施設の使い方と「効率」
- 使用されていない公共の建物を介護施設として再利用することは、使用されていない公共の建物が無駄にならないように活用できるため、「効率」的であると考えられます。
- 空席が埋まって無駄がなくなることは、「効率」的です。
- 文化祭で体育館を三分割して使うことになりました。これは「効率」の面から見ると、体育館を無駄なく使うことになったと考えられます。
民間のバス路線が廃止、市がバスを運行することと「公正」
- 市民すべてが交通手段を確保できるように配慮しているため、「公正」と考えられます。
芝生エリアとグラウンドの使い方
- (第1案)公園でのボールの使用を禁止する。
- 公園でボールを使いたい人の思いが尊重されないため、「公正」の視点から課題があります。
- (第2案)利用者が話し合って、ボールの使用できる時間帯を決める。
- ボールを使用しない時間帯には、芝生エリアを利用する人やボールを使わずグラウンドを利用する人が増えます。
- また、ボールを使用できる時間帯には、グラウンドでボールを使いたい人が利用することができます。
- よって、公園が「効率」よく使われると考えられます。
→ 公共の福祉