ヨーロッパの西側では、気温の年間の差が小さく、どの季節にも平均して雨が降ります。この気候を(西岸海洋性気候)といいます。
西ヨーロッパの気候の特徴
- ヨーロッパの国々の多くは、日本より北にあります。
- 緯度が高いわりには温暖で、月平均気温が高いのが特徴です。
- 一年をとおして降水量の差が小さい(雨が一年を通じて降る)。
日本との比較
- 日本の「札幌」より「緯度」が高いわりに、「冬」の気温が高くなっています。
- ロンドンは、稚内と比べて、夏は涼しく、冬は暖かい気候です。
北大西洋海流と偏西風
- ヨーロッパの西側の海には、「暖流」の「北大西洋海流」が流れています。
- 「暖流」である「北大西洋海流」と「偏西風」の影響で、ヨーロッパは高緯度の割に比較的温暖です。
- 「偏西風」は「季節風」とは異なり、風の吹く方向は一定です。よって、海からの風が一年中吹いてくるので、雨も一年を通して降ります。
- ただし、「地中海」の周りの気候は別で、「夏に雨が少なく、冬に雨が多く降る」ことが特徴です。この気候を「地中海性気候」といいます。
地中海性気候
- 「冬」に降水量が多く、「夏」の降水量が少ないのが特徴です。
- 冬の気温は比較的高くなります。