「一票の格差」とは、議員1人あたりの有権者数に差があり、1票の重みの格差が大きいことをいいます。
指標
- 議員1人あたりの有権者の数を指標としてつかいます。
一票の格差と選挙制度
- ( 小選挙区 )で選ばれる議員は、1選挙区につき1人なので、1票の価値が大きく異なることがあります。
格差拡大の原因
- 大都市圏への人口集中が続いていることがあげられます。
- 第1次産業に従事する人が減るなか、地方圏から三大都市圏に人が移動したことも考えられます。
- これによって、選挙区間の選挙区別の人口と、議員の定数との不均衡が生じるようになりました。
資料の読み取り
- 2つの選挙区の議員1人あたりの有権者数には2倍以上の大きなひらきがあり、「法の下の平等」に反するおそれがあることが読み取れます。
- 京都第5区は、長崎県第3区と比べて、一票の価値は約半分であることが読み取れます。
改善方法
- 一票の格差を小さくするためには、議員一人当たりの有権者の数の差を小さくすることが必要です。
- そのためには、各選挙区の有権者数に大きな差が生じないように、選挙区の区割を設定する必要があります。
- 一般的に区割図では、大都市では面積の狭い選挙区が集まることになります。
→ 議院内閣制