1992年にオランダのマーストリヒトでの条約調印によって設立が決定された国際組織は(EU〔ヨーロッパ連合〕)です。現在の加盟国は27カ国です。
ECからEUへ
- 第二次世界大戦後、西ヨーロッパでは、国家の枠組みをこえて経済的に協力する動きが起こりました。
- 1967年に、「ヨーロッパ共同体」(EC)が発足しました。
- 「EC」は、1993年に「ヨーロッパ連合」(EU)に発展しました。
- このもとになったのが、1992年に調印された「マーストリヒト条約」です。
人とモノの移動
- 「EU」によって、ヨーロッパでは、経済的および政治的な統合が進んでいます。
- 「EU」の加盟国の間では、国境をこえた人の流れがさかんです。パスポートもいりません。
- 国境をこえて商品がやりとりされる「輸出入」にかかる税金を「関税」といいます。
- 「EU」の加盟国の間では、関税はかかりません。
- 2002年から、共通通貨として「ユーロ」が導入されました。
- 加盟国間の人・物・お金の移動をしやすくしています。
- 国境を越えて人やものの移動がしやすいため、加盟国間で製作を分担したり、技術協力や共同生産を行っています。
- EUの加盟国の間では、国境をこえて、航空機の各部分を自由に移動させることができます。航空機の部品を各国で分担して製造し、フランスやドイツでその組み立てを行ったりします。
→ユーロ