- 「臨海部」では「鉄鋼業」や「石油化学工業」がさかんです。これは海上輸送で大量に輸送できるからです。
- 「内陸部」では、「機械」や「食品」の生産がさかんです。
- 「空港」や「高速道路」の近くでは、「IC工業」の工場が多く分布しております。これは、軽量でも価格が高い商品だからです。
臨海部
- 重量の重い原材料の輸送には、船が利用されます。
- わが国の主な「鉄鋼」工場は、臨海部(太平洋ベルト)に立地しています。
- 日本は原料となる鉱産資源の自給率が低いので、それを輸入するのに便利だからです。
- 「石油」製品と「化学」製品の工場も、海外からの大量の原材料を用いるので、輸入に適する「臨海部」に多く建設されています。
- また、できあがった「製品」を輸送するのにも便利です。
- 臨海部は、広い工業用地が確保できることも利点のひとつです。
戦前と戦後
- 戦前は、国内の石炭の産地の近くに製鉄所が作られました。
- 戦後は石炭を輸入に頼るようになり、製鉄所が臨海部につくられるようになりました。
河川の近く
- 河川の近くは、工場で利用する水を得やすく、排水にも便利です。
高速道路
- 「電気機器」や「輸送用機器」などの加工組立型の工業製品の工場は、高速道路のインターチェンジ近くに多く建設されます。
- これは、部品や製品の輸送を車で行うためです。
- これらの工場は、高速道路の発達とともに、「内陸部」へ進出していきました。
航空輸送
- 重さのわりに高価な製品、小型で軽量の製品は、「航空機」で運ばれます。
- 「電子機器」(IC)などがこれにあたります。
- 花などの、新鮮さを保つ必要があるものも、「航空機」で運ばれる場合があります。
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