- 電気を発電するための、自然エネルギーとしては、「太陽光発電」、「風力発電」、「地熱発電」などがあります。
- 「太陽光発電」では、長い日照時間が必要です。
- 「風力発電」では、風が持続的に吹いていることが必要です。
- 「地熱発電」では、温泉が多い日本の条件を生かして発電します。
- 自然の力を利用することにより、環境への影響を少なくするのが目的です。
自然エネルギーの利点
- 「石炭」や「石油」などの消費を少なくすることができます。
- 「二酸化炭素」など温室効果ガスの排出量が少なので、環境の汚染を少なくすることができます。
- 京都議定書で求められた温室効果ガス(二酸化炭素)の排出量削減に効果があります。
- エネルギー源が枯渇しません。
自然エネルギーの課題
- 自然エネルギーは、「発電能力が小さい」という問題があります。
- また、「設備」の費用がかかるという問題もあります。
- 発電能力が、天候など自然条件に左右されることも多く、電力の供給も不安定になりがちです。
日本のエネルギー消費
- 高度経済成長期以降、日本の使用電力量は増えています。
- しかし、日本の「エネルギー自給率」は低下してきています(1960年には50%台でしたが、現在は10%未満です)。
火力発電
- わが国の発電の中心は「火力発電」です。
- その燃料となる石油、石炭、天然ガスなどの化石燃料の大部分を外国に依存しています。
- 発電に使う原料の輸入がしやすいので、火力発電所は、「沿岸部」に立地しています。
- 自然エネルギーに比べて、化石燃料は限りがあります。
- また、発電のときの二酸化炭素排出量も多く、環境への影響もあります。
水力発電
- 水力発電に適した条件は、年間を通して降水量に恵まれていることと、河川が河口からの距離が短く急流となっていることです。