1871年、新政府は地方制度を改め、( 廃藩置県 )をおこない、県に県令、東京と大阪と京都に府知事を派遣しました。
版籍奉還
- 1869年の「版籍奉還」で、政府は、全国の藩主に命じ、領地と領民を天皇に返上させました。
- しかし、実質的には旧藩主が藩政にあたっていました。
廃藩置県
- 1871年には、もとの藩主が治める藩を廃止して県を置きました。
- 県には、中央から「県令」などを派遣しました。
- 県令は政府から派遣されて就任します。これに対して、現在の県知事は県民による選挙で選ばれて就任します。
- 「廃藩置県」の目的は、「中央集権国家」をつくり、近代化政策を全国で統一的に進めることです。
- 中央集権国家とは、政府が全国を直接治める体制です。
→地租改正