1914年に「同盟国」側と「連合国」側の間で( 第一次世界大戦 )がはじまり、日本は「日英同盟」にもとづいて連合国側に参戦しました。
- 第一次世界大戦がおこると、日本は工業生産額が増加し、好景気(大戦景気)をむかえました。
工業生産の増加
- 第一次世界大戦の影響で、ヨーロッパからの化学製品などの輸入量が激減し、そのため、国内で生産する必要がでてきました。
- これによって工業生産は増加しました。
- 工業生産額が農業生産額を上回るようになりました。
輸出の増加
- 日本では第一次世界大戦中に輸出額が輸入額を上回るようになりました。
- ヨーロッパ諸国は、第一次世界大戦に全力をあげていたため、アジア向けの輸出が減少しました。
- このため、アジアに対する日本の輸出が増えました。
- 日本と同じ「連合国」側のイギリス、ロシアに対する輸出額が増え、敵対する「同盟国」側のドイツに対する輸出額が減っていきました。
国民の生活
- 賃金の上昇率よりも物価の上昇率の方が大きいため、多くの国民の生活は苦しくなりました。
欧米社会の女性
- 戦争の長期化で、労働力不足となり、女性が労働力として必要とされるようになりました。
- これによって、欧米では女性の社会進出が進みました。