為替相場のしくみについてまなびます。
貿易と為替相場
- 国際収支…ある国が一年間におこなった、外国との経済的取り引きについて、収入と支出をまとめたもの。
(為替相場)
- 為替相場(為替レート)…ある国の通貨と他国の通貨との交換比率。
- 固定相場〔制度〕…為替相場が固定されている制度。わが国では1971年まで1ドル=360円の比率であった。
- 変動相場〔制度〕…為替相場が固定されず、各国の経済状態に応じて自由に変動する制度。
(円高と円安)
- 円高…1ドル=150円の状態から1ドル=100円になった場合を「円高」という。
- 一般的に「円高」は輸出に「不利」になり、輸入に「有利」になる。
- 円安…1ドル=100円の状態から1ドル=150円になった場合を「円安」という。
- 一般的に「円安」は輸出に「有利」になり、輸入に「不利」になる。
国際機関
- 国際通貨基金(IMF)…国際通貨の安定と世界貿易の拡大をはかるため、加盟国への短期資金の貸付などをおこなう国際機関。
- 世界貿易機関(WTO)…関税などの貿易の障害を取り除き、貿易の自由化を進めるとともに、加盟国間の紛争を処理するために1995に結成された国際機関。
- 自由貿易…関税の引き下げや撤廃は「自由貿易」を推進することを目的としている。